宿

 8人の鉾を持った若者は二手に分かれて回りますが、時刻の頃合いを決めて一緒に「宿」で休みます。宿は上宿(1丁目)・下宿(3丁目)・本郷(2丁目)・大堀込〔おおぼっこめ、おおぼこめ、おおほりごめ〕(4丁目)。宿では食事や酒を出します。各宿で同じような料理になるといけないので、一昨年から連合町会でどこはこんな料理、ここは簡単に、等と指示するようになりました。かっては家々で振舞い酒をしたので、若者はまっすぐ走れなかったとか。

 宿になる家は回り番というか、町会長の家などにお願いしているそうです。30人くらいの人が入るので、近頃のように小さな間仕切りでは入れないので、たいへんとか。

 戦前は宿は志願していたそうです。八剱神社は五穀豊穣・家内安全・そして武運長久の神様です。戦の神様だから、兵隊に引っぱられた子供がいると、無事を願って宿を志願したものだそうです。

集合 ねり 祈願祭 辻切り 宿 祭の夜 いわれ 参考文献

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